食育
食育の普及
デンマークでは「あなたの身体は食べ物から出来ている。食で人生の勝負は決まる」と言われています。
「食」は毎日のことです。だから「食の教育」は子供のころから必要なのです。
しかし、現代の競争社会の中では、子供から大人まで、毎日が時間に追われ最も大事にしなければならない
「食」を軽んじる風潮にあります。
バランスの良い、安全な食材を選択し、健全な食をとること。
まさに、 「食育」の啓蒙は最高の予防医学であります。
近年、子供の心身の健康に異変があるとしか思えないような事件が発生しています。
キレル・いじめ・学級崩壊・凶悪犯罪・不登校・アレルギー疾患・肥満・糖尿病…等々、
子供たちの行動と健康を危供する人も多いと思います。
こうした原因の一部が「食」にあるという専門家もおります。「
健全なる精神は健全なる肉体に宿る」とは古代ローマ詩の一文ですが、子供たちの心身の健全を図るために、
「食の教育」が急務となっています。
米国心臓協会と小児科学会は「二歳を過ぎたら、子どもの血圧とコレステロール値を調べ、
体重と運動習慣をチェックする。
十歳になる前に、喫煙の危険について警告すること」と呼びかけています。
子どもの100人に一人が慢性高血圧患者で、幼児期に不健全な食生活をして肥満体になると、
一生肥満体の可能性が高いと注意を促しています。
日本の子供たちも同様の今日、幼児期からの「食の教育」と「食事、運動、睡眠などの正しい生活習慣教育」
の必要性が高まっています。
中食(なかしょく:持ち帰り惣菜)、レトルト食品、畜肉加工品、練り物などがどのように出来ているか
、何が入って家庭で作ったものより賞味期限が長いのか(腐らないのか)などと考えた事は大人でも少ないと思います。
決定的に違うのは、味です。最近家庭でパックの味噌汁や、レトルトカレーの方がおいしいという子供さん、
いやご主人までもが増えているそうです。それは、調理された素材に、
アミノ酸の旨み成分や、甘味成分等をブレンドして添加して、万人に美味しく感じさせる様にしているからです。
又、常温でも保管や見た目を良くする為に、保存剤や添加剤を加えている物などが氾濫しています。
一定量の保存剤等は害になりませんが蓄積されるとアトピーの原因や、抗体の低減などを引き起こします。
本来、新鮮な材料を使い、家庭で作る料理が一番美味しく味えなければならないのです。
その為に、野菜を育てたり、食の文化を知り、食べ物・食べる事に興味を持たせる、又、親も興味を持つ事が重要なのです。
このことにより、添加物の少ない家庭料理を多く摂るようになり、食の安全に少しでも寄与する事になります。
生活環境・食環境等の悪化により、本来通常の食事から摂取するべき栄養素の充足率が低下しており、
加えて食材自体に含まれる栄養素の含有量も減少しています。
従って、必要とされる栄養素を食事のみで満たすことは、
大変困難なものとなっております。そのため、健康の維持・増進のために必要な栄養素をサプリメントという形で摂取する必要が生じてきたのです。